「あの人の胃には僕が足りない」(チョモラン)1,2巻読了。
小さい男の子が憧れの先輩に食べられそうになる話。シリアスとイチャイチャの緩急が効いた物語と、バツグンに上手くてカワイイ絵柄が好き。ジャケ買いだけど買って良かった。
内容紹介
料理上手な中学生・蒔江は恋をしていた。お相手は高等部の先輩・満腹さち。彼女の意外な一面、それはいつも空腹なこと。「料理で胃袋をつかんで、先輩とお近づきに!」…なんて思っていた蒔江の初恋は、さちの重大な「秘密」のせいで、命がけの一大ラブ・ストーリーへと変貌を遂げる。異形の年上彼女×尽くし系年下彼氏が織り成す、異“食”の恋愛×怪異ファンタジー!Amazonより引用
「あの人の胃には僕が足りない」
蒔絵くんは料理上手の中学生。両親はおらず一人暮らしです。
そんな蒔絵くんには秘密があります。
それは「ワタリ」と言われる謎の存在が見えること。
ある時、憧れの満原さんと一緒にいた際に「ワタリ」に見つけられてしまいます。
ピンチを迎える蒔絵くんですが、実は満原さんも「ワタリ」で、しかも「ワタリ」を食べれる「ワタリ」だったのです。
そして、蒔絵くんからは「ワタリ」からするとすごいいい匂いが出ているとのこと。つまり、満原さんも蒔絵くんを「美味しそう」と思っているわけで。
満原さんは蒔絵くんを守るというけど、大丈夫? お腹鳴ってるよ?
満原さんは無事蒔絵くんを守りきれるのか? 蒔絵くんは無事満原さんに食べられずに想いを遂げられるのか? 食欲と恋愛の火蓋が切って落とされました。
あの子のほっぺたは美味しそう
満原さんは俗に言う腹ペコキャラです。いつもお腹が空いてるかお腹が鳴ってるか蒔絵くんを見てよだれが出ています(これは言い過ぎ)。
ただ 満原さんの良いところ。マジで美味しそうに食べます!
蒔絵くんのお弁当を頬張る姿。料理のリクエストを求められたときの宇宙へ飛ぶほどの悩み方。寝坊してお弁当が食べれないかもの絶望感。
とにかく食欲にまつわるシーンの満原さんはとにかく感情豊かで、蒔絵くんが惚れるのも分かるわぁ、という破壊力があります。
多分ほっぺたってチョモラン先生が描くために存在します。
蒔絵くんがカワイイし守りたい
主人公の蒔絵くんも性格良し、料理の腕良し、身長良し(?)の3つを備えたパーフェクト中学生。
キャラクターの属性的に「幼馴染の女の子」なんですがそこはそれ。それぐらい可愛いから違和感がありません。
なにせ物語の立ち位置的には蒔絵くん完璧にヒロインです。
お姫様抱っこ(される方)がこんなに似合う主人公が他にいたでしょうか?
基本的に蒔絵くんは受け身です。「ワタリ」にも狙われる側で、蒔絵くん自身には対抗する手段がありません。
でもそんな蒔絵くんが勇気を出して状況を打開することが少なくありません。
腕っぷしとかは無いけど、勇気や優しさで解決しようとする。そんな蒔絵くんが僕はたまらなく愛おしいし、カッコイイと思ってます。
蒔絵くんは食べられる前に満原さんと付き合えるのか!?(ネタバレ※付き合える)
物語当初から割とラブラブな感じが合った二人ですが、2巻ラストで晴れてお互いの気持を確認。ついにお付き合いがスタートしました。
ですが蒔絵くんが美味しそうな匂いなのは変わらないし、満原さんも食欲バリバリだし、あんまり状況は変わってないんですけど・・・。大丈夫なんですかね?
けど3巻でどうなろうと僕はチョモラン先生の描く漫画が大好きなので、蒔絵くんのヒロイン力と満原さんのほっぺたを楽しみに待ってます!
以上です。読んで頂きありがとうございました!
Vtuberなりたいおじさんことヨコヤマでした。
またよろしくおねがいします。