ヨコトグブログ

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【感想レビュー】「顔がこの世に向いてない。(1)」[まの瀬] 令和最大のネガティブJK爆誕!!

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顔がこの世に向いてない。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 内容紹介
自他共に認めるドブスの私はクラスの人気者・北見君になぜか告白されてしまった! どうせすぐ飽きるだろとOKしたのに全く飽きる気配がない! なんなんだこいつはよぉ! コンプレックスを持つすべての人に送る――ネガティブJKの思考が紡ぐアンチ恋愛4コマ第1巻!

 

「顔がこの世に向いてない。(1)」読了。

すっげー好きな作品。

主人公があんまりなネガティブで共感が止まらない。

しかし暗い雰囲気にならずグイグイ笑わせてくれるの最高でした。

 

 

令和最大のネガティブJK爆誕。

 

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主人公の野宮は自他共に認めるブスです。

マンガ的表現で「メガネをとったら…」とか「目元が見えたら…」みたいな実は美人でしたオチもなく、しっかりとしたブス。

そんな野宮が北見という陽キャ&イケメン&人気者に告白されたから大変。

ネガティブ&ブス&根暗なやつが告白をどう受け止めるかは分かりますよね。絶対イタズラだ!!

でもここでNOと言っても「断るなんて何様?」と制裁を受けるに決まってるので、笑われる方がマシだとYESと答えます。

この告白、もちろんドッキリでもなんでもなく北見からの好意なんですが、野宮は信じることができません。

北見の恋敵(安倍)が現れて、紛れもなく北見が自分を好いていると分かっても受け止められない。

だって自分はブスだから。

令和最大のこじらせネガティブJK爆誕です。

 

 

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クレイジーサイコパス北見

 

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こじらせJKの野宮と違い、彼氏の北見は正真正銘の陽キャです。しかしかなりのクレイジーサイコパス。

図書記録から野宮の読んだ本を調べて全て読破しようとするし、デートのファッション合わせが完全にマイケル・ジャクソンandマーティ・マクフライだし、テンパると病的に日本語が不自由になる。そして何よりコンプレックスがない。

 

北見は告白したんだから自分の好意は伝わってると信じてる。

でも野宮はそんな告白素直に受け取るわけがありません。だって今まで自分はバカにされてきたし、自分に優しいやつなんていなかったから(友達のルーシー以外)。

広く言えば、北見は善意を信じてるから好意は通じると思ってるし、野宮は善意が自分に向くことを信じてないから好意を受け取ることができない。

野宮という超ネガティブを北見が打ち崩せるのかどうかが見どころです。

 

 

コンプレックスだらけだが暗くはない

 

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一番好きなシーン。北見に好きな本をすすめて面白かったって感想もらえたところ。

このテンションの上がり方わかりみがすぎる。

自分の価値なんかないし自分の好きなものに価値がないのは分かってるのに、それでも好きっていってくれたら嬉しい。その後「アノ時の自分キモかった!!」と反省するまでわかる。

 

 

 

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一番好きなコマ。

ああいうやつは素直に反省しちゃダメだろうがぁあ

ずっと身勝手に生きて周りに見放されて最終的にロクでもない男に引っかかってAVとか出ろよぉお

安倍から今までの謝罪を受けてこの反応。わかるー、嫌いなやつはろくでも無い結末を迎えてほしいし、反省しちゃったら責め辛いからいっそ反省しないでくれって思う。

 

 

野宮は過去現在とブスなことで蔑まれてきました。主人公のこういった扱いを「いじめ」「学校問題」とか暗く陰湿に描こうとすればできるけど、この漫画はそうじゃありません。

野宮は達観してるし自分への扱いに納得している。自分のコンプレックスを飲み込んで諦めて平穏に生きています。

それなのに北見が好きとか言ってきたから困惑する。だって好きなんて言われたら自分の大前提が覆ることになりますから。

自分の価値観をぶち壊すやつが現れて「なんじゃこりゃ!」っていう大混乱が描かれてて、その様がすげー面白い。

コンプレックスあるあるでゲラゲラ笑えるし、愛を信じたいけど信じられないジレンマは時に痛々しいし、いじらしい。

存在は知っていた。でも自分には関係ないと思って諦めてたものが、急に降り注いだからびっくりしてる。おっかなびっくり火に近づくサルみたいなもん。温かいけど怖い。

だから、野宮がサルから人になれるか見守る作品、というのが自分の中の位置づけ。

とにかくこの作品好きです。

コンプレックスある、ネガティブだ、でもそれも自分、と飲み込んでる人ほど刺さる作品。

興味が湧いたら是非読んでみてください。

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