どうもヨコヤマです。
厚揚げが食べたい!
それも揚げたてが食べたい!
唐突にすいません。ただどうしても食べたくなったんです。
みなさんご存知かと思いますが厚揚げってありますよね。
あれの作り方って豆腐を油で揚げるだけなんですよ。
「知ってるわ!」という方も多いでしょうが、「厚揚げって揚げ物なんだ?」ってビックリされた方もいるかもしれません。
でもそりゃそうです。だって厚揚げには揚げ物のサクッと感が全然無いんだもん。
厚揚げってスーパーで売られてる時ってどうしても「シュン・・・」としてますよね。
揚げてから時間が経ってるしパック詰めもされてるから衣がふにゃふにゃ。
だから煮物とかによく利用されちゃうんですが、
違う! 私はベストコンディションの厚揚げが食べたい!
そんなわけで作ってみることにしました。
完全に実験感覚。成功するかどうか見守ってください。
油のバチバチが怖いから豆腐を凍らせた
こんなこと言ってますが僕は揚げたての厚揚げを食べたことがありません。
あんだけ偉そうに言ってたのに? そうです、ただ偉そうなだけでした。すいません。
食べたこと無いやつが何でそんな食べたくなるの?と思われるかもしれませんが自分でもわかりません。突然厚揚げ欲求が高まってしまったんです。
で、調理に移りたいんですが僕が知ってる情報は、
- 豆腐を用意する。
- 揚げる。
- 完成
だけです。
うわー簡単! でも万全を期してグーグルでレシピを検索してみます。
- 豆腐を数十分揚げる
- 完成
だけ。
じゃあ適当にやっていいかと思ったんですが揚げ物に挑む時に一番怖いことがあります。
それが油のバチバチ。
熱した油は水分と反応すると想像を絶するほどバチバチ跳ねます。
以前揚げ物をした時に水気をあんまり切ってない鶏肉を入れたらバチバチして目ン玉を焼かれた思い出があります。
もんどり打って悶えたあんな思いはしたくない。
しかし今回油に投入する豆腐は8割が水分のモンスターです。
そんなものを油で揚げて大丈夫なの?という不安があるので今回豆腐の水を極力抜くことにしました。
その方法が冷凍です。
豆腐は冷凍→解凍をすると中の水分が外に出てきて脱水されます。
脱水された豆腐は食感が変わるので豆腐ミートと言うらしいですが、今回の目当ては厚揚げなんで豆腐ミートの出番はありません。引っ込んでてください。
こちらが冷凍した豆腐。
ほぼ見た目は石鹸ですね。
ちなみに今回は絹ごし豆腐を冷凍しました。
解凍はこんな感じ。袋に入れて水で溶かします。
解凍するとだいぶ水が出てきました。
これを絞れば豆腐を油に投入してもバチバチすることはありません。
あんなに立派だった豆腐が絞るとこんなに縮んじゃいました。
もっと分厚い厚揚げを作る気だったんだけどなあ。
もしもこの方法を使うなら2倍大きな豆腐を使ったほうが良かったかも。
厚揚げってやっぱ揚げ物なんだ
油を170度ぐらいに熱して豆腐を揚げます。
さっくりと挙がりました。
見た目は厚揚げというかフリッター?っぽい。
しかし色は完全に厚揚げ。普通に「すげー」と声を上げてしまいました。一人なのに。
厚揚げ、お前やっぱ揚げ物だったんだな。
断面がこちら。
中の水分が抜けた跡が空洞になってますね。
そして盛り付けたのがこれ。
では醤油をかけていただきます。
持ち上げると少し普通の厚揚げより軽い気がします。
普通だったら少しズシっとくるぐらいの大きさなんですが全くなし。
食べてみます。
カリッといい音。
うん、これは想像した通り衣が立ってる。
もぐもぐ。
・・・うん?
これ厚揚げじゃあ、ないな。
めっちゃ湯葉だ!!
もちろん周りはサクサクしてて僕が求めてたものなんですが中身が全然想像と違う!
食感や味、風味といい完璧に湯葉。
湯葉って食べる時チマチマ食べません?
一枚ぺろーってすくって一枚ずつ食べる。
あれも美味しいんですが「これ箸でがっさー!ってまとめて食べたらどうなんだろう?」って想像しませんでした?
まさにそれ。口いっぱいの湯葉。
原因を探るとどうやら豆腐を冷凍したためらしいです。
絹ごし豆腐を冷凍すると湯葉っぽい食感になるんだとか。へー。
とまあ想定していたのはサックサクの厚揚げでしたが、出来上がったのはサックサクの分厚い湯葉でした。
これはこれで美味しいし新しい発見となったので良しとします。
みなさんも「湯葉を腹いっぱい食べたい!」という時に試してみてはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
ヨコヤマでした。
次回も良ければよろしくおねがいします。